
こんにちは!片麻痺の母を介護して7年の、はるはるです。
片麻痺の高齢者にとってインフルエンザシーズンは、様々な感染症の予防や、寒さによる体のこわばり強くなるなど、大変なイメージがあります。
しかし、大勢で楽しむイベントが多かったり、自己の身体と向き合う機会であったり、片麻痺の高齢者にとって、心を温める精神的メリットも多いんです!
そのメリットを、介護者である家族が上手く活用することで、片麻痺の高齢者の精神的ストレスをやわらげる効果が生まれます!
実際、私の母が体験している、インフルエンザシーズンに隠された、心を温める精神的メリットをご紹介します。あなたの介護の中でも、是非意識してみてください!
インフルエンザシーズンの高齢者へのメリット|社交性の向上

インフルエンザシーズンには、友人や家族との交流が増えますよね。お歳暮で遠くの親戚や友人に連絡をとりあったり、お正月には家族で集まったり、知り合いが自宅に遊びにきてくれたり、にぎやかなイベントが多いです。
ベットの上にいることが多い片麻痺の母も、この時期は多くの人と電話をしたり、実際に接する機会が多く、身体は疲れながらも、とても楽しそうにしています。
私の母もそうですが、人に会う前は「疲れるから嫌だ…。」と言うこともあるでしょう。実際会ってみると、プラスの刺激になることが多いです。社交性を向上させる機会は、できるだけ作ってあげてみてください。
インフルエンザシーズンの高齢者へのメリット|自己ケア力の向上

インフルエンザシーズンの寒い季節には、自己の管理に気を付けるようになりますよね。
介護される状態であっても、絶対体調を崩さないように、健康管理やリラクゼーションに割く時間を、自分でも意識するようになると思います。
片麻痺の高齢者は、身の回りのことをどうしても介護者に任せっきりになっていることが多いです。そんな生活の中で、「自分に目を向ける」ことができるこの季節は、大変重要だと思っています。
家族みんなが「まずそれぞれが自分の健康管理をしようね」ということを伝え、自己のケアを意識してもらいましょう。
インフルエンザシーズンの高齢者へのメリット|栄養バランスの向上

片麻痺の母は、のどの嚥下機能が低下しているのも原因で、普段は食事をとることを極端に面倒臭がります。
しかし、体調を崩しやすいインフルエンザシーズンは、自分でも気を付けないといけないと感じるのか、「体調管理のためにしっかり食べてほしい」ことを伝えると、頑張って食べてくれます。
また、冬の季節は家族で集まるイベントが多く、楽しく食事ができる機会が増えることも一因です。
栄養バランスの向上は、心身ともに良い方向に向かっていきます。片麻痺の高齢者が、精神的に良い循環が生まれるように、楽しい食事ができるよう工夫してあげましょう。
インフルエンザシーズンの高齢者へのメリット|趣味と創造性の向上

インフルエンザシーズンは家の中で過ごす時間が増えます。その時間を上手く使うと、片麻痺の高齢者のストレス削減につながります。
片手でもできる、手仕事などの趣味は、創造性を膨らませ頭の体操にもなるのでおすすめです。私の母は、インフルエンザシーズンに以下のような手仕事を楽しんでいます。是非参考にしてください。
・折り紙でお年玉の「ポチ袋」作り
・アイロンビーズで「クリスマスオーナメント」作り
・ゴザと折り紙で、お正月飾りを乗せるコースター作り
・お正月用フラワーアレンジメント
まとめ|インフルエンザシーズンも、片麻痺の高齢者へのメリットを上手く活用しよう!
片麻痺の高齢者は、インフルエンザなどの感染症が猛威をふるう季節は、どうしても閉じこもってしまいがちです。ただでさえ外出が少なくなる季節なので、余計気持ちの落ち込みがひどくなることがあります。
秋冬は実はイベントも多く、本来なら大勢で楽しく過ごせる機会が多いです。感染症対策ばかりにとらわれず、精神的にプラスになりそうな機会は、できるだけ作ってあげたいですね。