
こんにちは!3人子育て&介護歴7年のはるはるです!
高齢者の介護は、一人で背負うのは困難。
私は現在、母の介護をしていますが、メインの介護者は父。高齢の父を助けるために、一年のうち三分の一ほどは、母を私の家に連れてきて介護をしています。
ただ子育てもあるので、私も手伝いが欲しい所!そこで、日中はデイサービスも利用しています。私は両親が住む実家とは違う県に住んでいますが、母は介護サービスを受けることができるんです!
介護の必要な家族と、違う場所に住んでいるあなたも、協力して介護を始めるところでしょうか。
そこで、今回は別居している家族が介護をするために必要な、デイサービスの利用方法についてご紹介します!
介護認定を受けていない県で介護サービスは利用できる?

答えは、利用できます!
介護サービスを受けるために、住所を置いてある地方自治体で介護認定を受けましたよね。基本的にその地方自治体でしか受けられないサービスもあるので、引っ越した場合などは住所の変更が必要です。
ただ、私たち家族の状況と同じように、短期間だけ、違う都道府県で介護サービスを受けられると、家族で協力して介護が可能です。
私は当初、居住地以外で介護サービスを受けられることを知らなかったので、一日中家で介護をしている時期がありました。しかし私も乳児の育児で、私自身サポートが必要な状態だったので追い詰められることに…。
方法がないか調べたところ、デイサービスに通所できることを知りました!
「要介護者の母の住所は変更せず」、「違う県に住む私の居住地でデイサービスを利用した」体験談を、どうぞ参考にしてください。
【母の介護状況】
〇実家の地方自治体で介護認定を受けている
〇要介護3
要介護者とは別居の家族が介護をするメリットとは?

メイン介護者がリフレッシュできる
メインの介護者は、一人で負担を抱えることが多く、心身共に疲れ果てています。身体的な疲れだけでなく、自分にかける時間をすべて投げ捨て介護をしているので、精神的にも辛い状態ですよね。
要介護者とは違う場所に住んでいる家族が協力できれば、メインの介護者が、自分の趣味の時間などを持ち、リフレッシュすることができます。
介護者と要介護者が、気持ちを整理する時間を持てる
介護者の疲れは、要介護者との関係を悪化させ、お互い疲れてしまったり、ギクシャクしたりしてしまいます。
心身共に疲れがピークに来た時は、私の両親も、マイナスな発言しかしなくなったり、お互い無視をしたり、間に入る家族の話も聞けなくなったりして、毎回大変( ノД`)。
お互い離れる時間を持ち、気持ちの整理をすることで、心を正常に戻すことができます。
サブ介護者も家族だと、要介護者が安心できる
メインの介護者が休息をとるために、ショートステイなどの選択肢もありますが、嫌がる要介護者が多いと思います。確かに家にいる方が安心できますからね。
環境が変わっても、介護者が家族であれば、安心して過ごすことができます。
居住地と異なる場所でのデイサービスの利用方法

地域包括センターに問い合わせる
まず、私の家の近くの地域包括センターに問い合わせました。介護サービスを受けるにはまず、ケアマネージャーが必要なので、事情を話しケアマネージャーを探してもらいます。
ケアマネージャーに介護サービスの詳細を確認する
介護認定の情報や、住所は移さず短期間利用したい旨を相談し、ケアマネージャーに施設や計画の提案をしていただきました。
施設の見学もでき、どんな様子なのか本人が確認することも可能!費用なども、この時に確認しましょう。
介護用品の確認
母は実家で、ベッドなど、介護用品の事業所からレンタルしているものがあります。
私の場合は幸い、実家で利用している介護用品レンタル事業所と、同じ事業所が担当!そのため、私が介護している間は、実家で利用している介護用品のレンタル費用を停止し、私の家で使う分だけ費用が発生する手続きをしてくれました。
同じ事業所が担当するととても楽なので、ケアマネージャーに相談してみてください。
事業所の変更届の提出

「居宅介護支援者」の変更が必要です。
簡単に言うと、担当するケアマネージャーが所属する事業所の変更手続きです。要介護者の住所を置いている地方自治体へ、変更届を提出しましょう。
①「指定居宅介護支援事業所の変更届」の申請書をダウンロードする
要介護者の住所を置いている事業所のホームページで、申請書をダウンロードできます。家族にお願いして送付してもらっても良いですね。
②新しいケアマネージャーに必要事項を記入してもらう
新たに変更する事業所の情報の記入欄は、ケアマネージャーにお願いしましょう。
③「介護保険被保険者証」と一緒に変更届を提出する
「介護保険被保険者証」と記入した変更届を、要介護者の住所を置いている自治体に提出します。メインの介護者に手続きをお願いしましょう。
④新しい「介護保険被保険者証」を受け取る
事業所名が変更された新しい「介護保険被保険者証」が、要介護者の自宅に届きますので、送ってもらいましょう。
※新しい事業所に送付してくれる場合もあります。
月の途中で居宅変更をする場合、月末時点に担当していたケアマネージャーが、居宅介護支援費を請求できるので、月初めに担当していたケアマネージャーが所属する事業所は、無報酬となってしまいます。
そこで私はいつも、介護サービスは月初めから利用できるよう介護の計画を立てています。
デイサービスの種類とサービス内容

私が一人でお風呂の介助をするのが大変だったので、沐浴のサービスがあるデイサービスを希望しました。
レクレーションが多い所、リハビリに力を入れている所など、施設によって特色があります。定員を確認し、必要であれば二カ所など通所してもOK!実際母も、二カ所通所している時がありました。
いつもとは違う、知り合いもいない環境なので、要介護者が楽しめるよう計画してみましょう。
まとめ|居住地以外で介護サービスが受けられると、家族で支え合うことができる!

要介護者ももちろん大変なのですが、メインの介護者の心身の疲れは、はかりしれません。別居している家族が協力して介護ができると、介護者の孤独な介護を避けられます。
介護をする私たちは、ほとんどが子育て世代。自分の生活自体も大変だと思うので、デイサービスやホームヘルプなどのサービスを、上手く利用してくださいね。
私は、実家と、私の居住地のケアマネージャーのお二人に、いつも本当に助けられています。母の状態や性格、私の家庭環境など、色々な状況を知ってもらうことで、様々な提案をしてくれます。小さなことでもまずは、ケアマネージャーに相談してみましょう!
介護にはストレスがつきもの。家族で協力して、全員が安心できる介護ができたらいいですね。