
こんにちは!介護歴8年の、はるはるです。脳梗塞の後遺症で、左片麻痺のある母の介護をしています。
身体の障害があっても、頭はしっかりしている母。自分の状況を理解していたり、様々な欲求も多いため、特に家族への暴言やわがままが、ひどくなってきました。
病気の影響もあるかもしれないと理解しようと思っても、日々あびせられる暴言やわがままに、「もう限界…」と思いますよね。ネットで調べても良い解決方法が見つからず、ここにたどりついたのではないでしょうか。
確かに、完璧に解決することはできませんが、私の経験から、すぐにやっておいた方が良いと思ったことをご紹介します。少しでもあなたの気持ちが、やわらぎますように。
介護が必要な親の暴言|今すぐ行動した方が良い4つのこと

片麻痺の母は、身体がうまく動かないことの苛立ちや、年齢を重ねて高齢になってきたこともあり、年々暴言や、わがままが増えてきました。
「自分よりも介護が大変な人はたくさんいる」という思いで、相談せずに頑張ろうとしてしまっていませんか。
私も、その思いがあるからこそやっていけている部分はありますが、やはり介護は毎日のことなので、自分の心を守ることは、罪ではないと思います。
私の体験から、やったことが良い4つのことを紹介します。是非参考にしてください。
認知症や心療内科の診察を受けておく
暴言や暴力がエスカレートし、例えば誰かや自分を傷つけてしまうなど、大事になった時に病院に行っても、しっかりと対応してくれない場合が多いです。
何かしらの病名がついても、つかなくても、前もって受診をして、医師が状況を把握している状態であることが重要です。何かあった時にすぐに話が通じますし、対応も早いからです。
私の母も検査の結果「特に問題なし」となりましたが、定期的に通い、医師も状況を把握しているので、「こうなったらこうしましょう」と、未来の対策も講じてくれています。
入院できる病院であるとさらに良いです。家族や施設も手に負えないような状況になった時に、すぐに入院して治療などが受けられる準備をしてくれるからです。
地域包括センターに相談しておく
地域包括センターに相談しても、解決までに至らないことが多いでしょう。しかし、包括センターが「誰が今、どういう状況にある」、「どういう相談がきた」と、把握していることは大変重要です。
地域包括センターは、近隣の施設や、ケアマネージャーとすぐに連携できるので、心配な状況は関係者に伝えてくれている場合があります。
自分が置かれている環境や心理状況を、知っている人が多いことにこしたことはありません。
ケアマネージャーに相談する
まず一番にケアマネージャーに相談することになると思いますが、「こんなこと相談していいのかな」と思わず、自分を守るためにも、情報はすべて伝えておきましょう。
どのようなサービスを受けられるのか、こういう方法はどうかなど、具体的に提案してくれますし、家族との間に入って話をしてくれます。
対抗せずに、感情を消して「話を流す」一言を決めておく
暴言を言われると「何でそんなこと言うの!」などと、どうしても対抗してしまいますよね。家族だからこそなおさらです。
しかし対抗してしまうと、相手の気持ちを逆なでしてさらにひどくなったり、自分自身も毎回やっていると心身共に疲れてしまいます。
難しいとは思いますが、できるだけ「距離を置く」ことを意識しましょう。言葉の上でも距離を置き、話を受け流すための一言を決めておくといいと思います。
私は「何でそんなこと言うの?」と言っていたのを、「そうだね」「そうしたら」という言葉に置き換えました。コツは感情を消して、ロボットのように淡々と伝えています。
まとめ|介護での暴言。自分心を守ることが一番大切です!
私は母の介護において、夜眠れない、たくさん動かなければならないなどの、身体的疲れはまだ大丈夫です。ただ、暴言やわがままを言われることで、一日中心がモヤモヤしたり、怒りがあふれる気持ちでいることだけでも、心身へのダメージが大きいですよね。しかも、周りの人にあまり理解してもらえないことが一番辛いのではないかと思います。
完璧に解決できる方法はないので、相談することも諦めてしまっているかもしれませんが、介護においては、あなたの心を守ることが一番大切です。
ケアマネージャーや施設の職員、包括センター、医師など、介護に関係するプロの方すべてに、状況を逐一話しておけば、本当にダメになった時にすぐに対処してくれると思います。
私の体験談が、少しでもあなたの役に立つことを願っています。