AI介護の落とし穴!AI技術を導入する際に直面する5つの課題

こんにちは!介護歴7年のはるはるです。

この数年でAI技術は話題になっていましたが、「ChatGPT」などの出現で、一般人の私でさえAIを身近に感じるようになってきました。AI技術が積極的に導入されるであろう場所で、まず頭に浮かんだのが「介護業界」です。

高齢者の増加と、介護人材の不足で、本当に大変な状況にありますよね。AI技術がそれを解決できるのであれば、「介護施設への入所待ち」などの問題も解決できるかもしれない!

ただ、AI介護の導入は、課題がまだまだ多いと思います。そんなAI介護の落とし穴、5つの課題をまとめてみました。

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AI介護の課題1: 高コストと導入費用

AIシステムの導入コスト

AI介護システムを導入するには、ハードウェアやソフトウェアの購入費用プラス、導入するためのインフラの準備や、カスタマイズの費用も必要です。

トレーニング費用

利用する職員へのトレーニング時間も必要なので、結局人件費もかかります。ただでさえ人出不足なので、この部分は大きな懸念点になるかもしれません。

メンテナンスとアップデート費用

システムのランニング費用だけでなく、メンテナンスやアップデートなどの費用も視野にいれておく必要があります。

AI介護の課題2: 技術の信頼性と誤作動

AI介護システムは高度な技術を利用していますが、やはり人間のように柔軟に対応できない場合がきっとありすよね。すべてをAI技術に任せてしまうことができないため、施設ごとに新たな規約、約束事、仕組みづくりが必要になってきます。

また誤作動などのトラブルは、介護の場面では事故にも繋がるので、リスク管理や対策も必要になります。

AI介護の課題4: プライバシーと個人情報の保護

AI介護は、ロボットなどを利用した、技術的な面だけではなく、情報管理の面でも活躍することが予想できます。個人の健康状態や日常生活のデータを収集し、分析や予測に活用できますよね!

あらゆる詳細な個人情報の収集が必要になると、情報の管理が一層重要になります。便利な分、セキュリティ対策の強化に、十分気を付けなければなりません。

AI介護の課題3: 人間の温かさと人間関係の欠如

非対面のケアの問題

AI介護は、ロボットやセンサーなどの技術で、非対面でのケアを提供することになるでしょう。しかし非対面のケアでは、人間とのコミュニケーションが減少し、温かさがない介護になる可能性があります。

感情的なサポートの不足

高齢者や介護対象者は、感情的な支えやコミュニケーションを一番に求めています。AI介護に偏りすぎると、人間との関係性が薄れ、孤立感を感じてしまうことになりかねません。

AI介護の課題5: 技術への依存とスキル不足

AI介護は、データやアルゴリズムに基づいて判断や予測を行いますが、やはり人間が経験によって培った知識や洞察力が、介護現場では重要ですよね。

AI介護は、個別のニーズに対応することができる「経験による判断」は、現状不可能です。

またAIに依存しすぎると、「経験による判断」が出来る人材が少なくなり、人間のスキル不足にも繋がってしまいます。

まとめ|AI介護は、人間の経験や知識とのバランスをとることが重要!

高齢化と少子化社会が続く今、介護業界は早くAI技術を取り入れていきたいですよね。

無人化が進んでいる、「セルフレジ」や、ホテルでの「チェックイン」などは、機械的な対応でも問題ありませんが、介護では話が違ってきます。同じ人間相手でも、身体と心の「ケア」が必要な介護では、AI技術だけに頼ることはできません。

”AI”と”人間の経験や知識”のバランスが上手く取れ、5つの課題が解決した時に、介護の場でもAI技術が活躍するのかもしれませんね。

プロフィール
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はるはる

主人は韓国人、3人子育て中の主婦です。子育て&介護の中、社会と繋がるために様々なことを独学中!!今後役に立ちそうなITスキルを細々と勉強しています。
「ハル」は、韓国語で「一日」という意味。勉強したITスキルに関すること、育児、介護、韓国に関して、私の大切な一日一日を記録していきます。
別運営の「おやこITノート」もよろしくお願いしますmm

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