
こんにちは!介護歴7年の、はるはるです。
私は、脳梗塞の後遺症で片麻痺のある母の介護を、父と協力して行っています。メインの介護者は父。定期的に父と交代して私が介護をしているのは、父が介護うつになるのを防ぐためです。
父の精神状態が限界に達した時、「死にたい」という言葉を口にします。私はすぐに介護を交代することを伝えますが、責任感や、迷惑をかけられないという気持ちから「大丈夫」と言うことが多いです。介護者は、自分がうつの状態であることに気づかず、限界まで追い詰められてしまう方が多いでしょう。
今この記事を見ているあなたへ。介護では自分を守ることが一番大切です。まずは、介護うつの簡単チェック方法で、自分の状態を把握してください。そして「今の自分は助けを求めてもいいんだ!」と、行動にうつしましょう。
「死にたい」と思うあなたへ|介護うつをチェックする3つのポイント

「死にたい」と思っても、実際自分がうつ状態であることを認識していないのではないでしょうか。
実際私も同じような状態になったことがありますが、冷静に「自分が危ない」と判断することができたので、一旦母から離れるという行動に移したことがあります。
まずは、自分自身が”限界の状態であることを認識する”ことが大切です。しっかり自分で認識できれば、次の対策に進むことができます。
自分がどんな状態か、チェックしてください。
食事を楽しくしっかりとれていますか?

自分の食事が後回しになってしまうことが続くと、食べることも面倒に感じてしまうようになりますよね。
しっかり栄養がとれていないと、身体的にも負担が大きくなります。また、楽しく食事をとれないことも、心の負担が大きいです。
食欲が急激になくなったり、逆に体型が変化するほど過食になっている場合は、うつ病の可能性が高いです。
眠たいのに眠れない状態ではないですか?

私も母の介護をしている期間は、大抵眠れない状態になります。夜中に介護が必要であったり、また転倒などが心配で眠りが浅くなり、そのような日々が続くことで眠れなくなってしまいます。
介護においてはしょうがないことではあるのですが、うつ状態になっているのであれば話は別です。
時間がある時に、まとめて睡眠がとれるようであればまだ心の状態は大丈夫だと思いますが、眠いのに眠れない状態であれば、うつ病を発症している可能性が高いです。
「死にたい」と二週間以上思うことがありますか?

私の父もそうですが、「死にたい」という言葉を口にしても、自分の精神状態が限界にきていることには気づいていません。
自分の限界を認識しているのであれば、すぐに対策をするために行動にうつせます。ただただ「死にたい」だけを、長期間思い続ける状態は、重度のうつ症状を発症している可能性が高いです。
「死にたい」と思うあなたへ|今すぐ誰かに気持ちを伝えましょう

「死にたい」と思った時、誰かに伝えられる状態であれば、まだ間に合います。あとは伝える勇気だけ。
最終的に限界に達してしまった時は、伝えることもできない状態になってしまいます。今のうちに、必ず誰かに、あなたのことを伝えてください。
「死にたい」と思ったら、家族に伝える
家族の協力を受けられず、一人で介護を抱えている方も多いでしょう。そのため「家族に言えない」と思っていますよね。
しかし、「今自分に限界がきていること」を伝えることは大切です。介護をかわってくれなくても、介護サービスへの依頼や、金銭的な面など、何かしらとれる対策をとってくれるかもしれません。
「死にたい」と思ったら、ケアマネージャーに伝える
担当のケアマネージャーには、必ずあなたの状態を伝えましょう。介護サービスが中心になりますが、出来る限りの方法を提案してくれます。
ケアマネージャーが親身でない場合は、担当の変更も検討しましょう。介護はあなた一人だけではできません。寄り添ってくれるケアマネージャーは、介護者にとって一番重要な存在です。
「死にたい」と思ったら、相談窓口に伝える
周りに伝えられる人がいない、身近な人に伝える勇気がない場合は、相談窓口でも良いです。あなたの気持ちを吐き出してください。
こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556
まとめ|自分で自分を追い詰めないように、定期的に介護うつのチェックしましょう。

私も自分自身が介護うつにならないように、「食事はどうか」「睡眠はどうか」と、毎日意識するようにしています。意識していないと、ダラダラとその日の流れに身を任せてしまうからです。
「楽しく食事できたし、睡眠もとれた自分はえらい!」と、自分を抱きしめてあげることもおすすめです。自分の気持ちを意識してコントロールすることは、介護うつを予防することにつながると思っています。
一番に自分を守りながら介護ができるよう、定期的なチェックをしてくださいね。