こんにちは!介護歴7年のはるはるです。
現在私は、脳梗塞の後遺症で片麻痺のある母を介護しています。片麻痺の高齢者は、自分で様々なことが出来なくなったことにショックを受け、気力や、色んなことへのやる気を失ってしまう方が多いですよね。おしゃれもその一つ。
「自分の見た目の変化」があることができれば、絶対うれしいハズ!
洋服を購入したり、女性であればネイルを楽しんだりする方法もありますが、自宅でヘアカラーを楽しんでみてはいかがですか。
今回は、片麻痺の高齢者が安心して自宅でヘアカラーを楽しめる、我が家で実践している方法をご紹介します。
片麻痺の高齢者のヘアーカットは、短時間で終わるカット店で!
髪の毛を染めることは家でできても、カットは難しい…。そこで、1000円カットのような、カットだけをしてくれるカット専門店がおススメ!
片麻痺の高齢者は、長時間座るだけでも体力を消耗するので、美容室をとても嫌がります。
カットだけの専門店であれば、シャンプーもなく短時間のカットで、母にはピッタリ。車いすのままカットしてくれる所もあるので、とても助かっています。
片麻痺の高齢者のヘアカラーをするための準備
今は、自宅で気軽にヘアカラーできる商品たくさんあります。色んな色を楽しめるので、本人に色を選んでもらえば気分もさらにあがるかもしれませんね!
準備物
・自宅でできるカラー剤(泡タイプや、先がクシになっているタイプが使いやすい)
・ビニール手袋(カラー剤についています)
・汚れても良いタオル
・大きなゴミ袋
・クリーム
・サランラップや袋(放置時間に髪の毛にかぶせる用)
・洗濯ばさみ
準備しておくこと
染料が身体や衣服につかないよう準備
・首元に捨てても良いタオルを巻く
・大きく開いたゴミ袋で首から下を覆い、洗濯ばさみで止める
・皮膚につきそうな顔周りや首周りに、クリームを塗る
洗面台が汚れないように準備
洗髪は洗面台を利用します。
うちは賃貸マンションなので、念のためゴミ袋で汚れないよう準備!椅子に座ってもらい、顔を下に向けた形で髪を洗っています。そのため顔が当たるところは、タオルを敷きましょう。
片麻痺の高齢者も、自宅でヘアカラーを楽しもう!
ヘアカラー商品の説明書をよく読んで、手順通り染めていきましょう!
片麻痺の高齢者は、外出が少ないなど、普段皮膚への刺激が少ないので、カラー剤でアレルギーのような症状が出たり、皮膚が荒れてしまうことがあるかもしれません。
ヘアカラーの説明書にも書いてありますが、パッチテストは必ず行った方が良いです。
じっと座っているのが難しいので、手早く行うのがポイント!
カラー剤を塗ってから放置する時間が20分ほどあるので、時間をつぶせるように、いつも手元にスマホを置いたり、折り紙など遊べるものを用意しています。
髪が長い場合は、顔にかかったりするので、サランラップやビニールで、皮膚につかないように覆います。
アフターケアもしっかりと!
カラー剤をしっかり洗い流して、髪の生え際などの刺激を受けた部分は、保湿クリームなどを塗ってあげましょう。
まとめ|片麻痺の高齢者も、おしゃれを楽しんで笑顔に!
私の母はショートカットなので、とてもやりやすいのですが、髪が長いと少し大変かもしれません。でもきっと喜んでくれるので、やりがいがありますよ!
母も自宅でのヘアカラーはとても気に入っていて、「今度は違う色にしてみようかな」と楽しんでいます。片麻痺の高齢者は、身体が不自由になってから一つ一つ諦め続けてきたと思うので、手伝ってできることは、色々叶えてあげたいですね。
もし自宅でのヘアカラーを試したことがなければ、是非参考にしてください。きっと笑顔になってくれますよ。