こんにちは!介護歴8年のはるはるです。脳梗塞の後遺症で、片麻痺の障害がある母を介護しています。
夏の暑さが続くと、片麻痺の高齢者が「熱中症」にならないか不安を感じますよね。
実は、片麻痺の高齢者が夏に気を付けることは「熱中症」だけではありません。母の介護の中で得た経験で、安心して夏を過ごせるよう注意したい管理を4つ紹介します。
熱中症よりも注意したい片麻痺の高齢者介護|脱水症
片麻痺の高齢者は、室内にいることが多いので、脱水症に注意することはあまりないのではないでしょうか。
しかし片麻痺の高齢者は、暑さや寒さを感じにくかったり、のどの渇きを感じにくくなっているため要注意です。また、片麻痺の影響で液体が飲み込みにくく、私の母もそうですが、飲むこと面倒に感じたり、嫌がったりすることがあります。
- 水筒などに水分をいれておき、一日にどのくらい飲んだか分かりやすくする
- 食事の時や起床時、就寝前など、決まったタイミングで水分を取る
- ゼリーやスイカなど水分を多く含む食べ物を取り入れる
熱中症よりも注意したい片麻痺の高齢者介護|感染症
夏は食中毒や夏風邪など、感染症が増えますよね。暑さによる疲れで免疫力が低下していることが多いので、片麻痺の高齢者は特に注意が必要です。
基本的な手洗いうがいや、食べ物に関しては特に生ものや保存食に気を付けましょう。
また、冷房の効いた場所で長時間過ごすと、体調を崩しやすくなります。室内と外の温度差が大きすぎないよう調整し、急激な温度変化を避けることをおすすめします。
熱中症よりも注意したい片麻痺の高齢者介護|転倒・骨折
夏は暑さによる疲労や脱水が原因で、転倒のリスクが高まります。また片麻痺でバランスもとれないので、転倒したときは骨折する可能性が高くなります。
段差や、滑りやすいところなど、転倒がないようにチェックすることが大切ですね。
また体調が優れないときは無理をせず動かないこと、また座ってできるストレッチなどで、筋力を維持できるように声をかけてあげましょう。
熱中症よりも注意したい片麻痺の高齢者介護|慢性疾患の管理
片麻痺の高齢者は、高血圧や糖尿病などの持病がある方も多いです。暑さによって症状が悪化することがあるので、注意が必要です。
定期的な診察を受け、医師の指示を守ることが大切です。暑さで体調が変わることがあるので、いつもと様子が違うなと感じたら、早めに相談した方がいいかもしれませんね。
まとめ|片麻痺の高齢者の夏の介護は、熱中症だけではない!
夏は片麻痺の高齢者の方にとって、気を付けるべき介護のポイントがたくさんあります。熱中症だけではないので、安全に楽しく夏を過ごすことができるよう、私たち介護をする側も、様々な知識が必要ですね。
脳梗塞の後遺症で、片麻痺の障害がある母の介護で、特に夏に気を付けている4つのことを紹介いたしました。あなたの介護の参考になりますように。