こんにちは!母の介護歴7年の、はるはるです。
介護をする中で、一番対応に困ることって何ですか?私は、母から受ける「ネガティブ発言」です。
内容によってはイライラしてしまったり、悲しくなってしまったり、どう返して良いのか分からなかったり、本当に複雑な気持ちになります。あなたもきっと、そんなマイナスな言葉に、ストレスを感じているのではないでしょうか。
私は、3人の子どもの子育てもあるので、身体的に疲れてしまうのは事実ですが、この子育てと介護の両立が、母のネガティブ発言への対処に役立っています。
子育て中の私が実践する、片麻痺の母の「ネガティブ発言」への対処方法をご紹介します。
【片麻痺の高齢者のネガティブ発言】相手の立場を想像する
以前は、片麻痺の障害がある母のネガティブ発言に悩み、どうしたら良いのか聞いたり、調べたりしたことがあります。大体、「高齢者の気持ちに寄り添う」と言われますが、それはきれいごと。そんな簡単に対処できることではないですよね。
ただ私は、母の身体や気持ちの状態を、自分に置き換えて想像するようにしています。そうすると、ネガティブ発言を「しょうがない」と思えるようになりました。
片麻痺の高齢者は、障害受容が難しい
突然片麻痺の障害を持った高齢者は、障害を受容するのに時間がかかります。介護者としては、障害を受け止め、前向きな気持ちで次のステップに進んで欲しいと思いますが、簡単なことではないですよね。
あなたが数時間後に突然、身体の半分が動かなくなり、できることができなくなったらどうですか?
片麻痺の高齢者は、突然社会から放り出された感覚がある
これまで社会と繋がっていた生活が、一日の大半を生きるためのリハビリをする生活に変わります。私ももし今そうなったら「私はもう役に立たないんだ」と、悲観すると思います。
片麻痺の高齢者は、何もしない時間が長くマイナスなことばかり考える
片麻痺の高齢者が自宅にいる時は、ベットの上で過ごす時間が多く、考える時間がたくさんあります。考える時間が多いと、どうしてもマイナスなことばかり考えてしまいがちです。
【片麻痺の高齢者のネガティブ発言】環境を変える
私はずっと母の介護をしているわけでなく、メインの介護者が父、サブの介護者が私です。私は実家から遠い所に住んでいるので、その距離を利用して、環境を変えながら母の介護をしています。
毎回移動は大変ではありますが、介護者の父と私の心のケアができ、また母にとっても環境がかわることで気持ちをリセットできるメリットがあります。
【片麻痺の高齢者のネガティブ発言】役割を与える
片麻痺の高齢者のネガティブ発言は、「自分は何もできない」という思いからくることが多いと思います。
片麻痺になっても、自分で料理をしたり、洗濯をしたりする凄い方もたくさんいらっしゃいます。ですが大半の方は、今までやっていたことを介護者が担っている場合が多いでしょう。
私は子ども達が何かお願いしてきた時に、母ができそうなことはお願いしています。
オセロやままごとなどの相手
服を選んだり、着せる手伝い
折り紙などの工作のアドバイス
宿題の丸付け…など
私も買い物で少し外出する時など、母に子ども達を見てもらえるので本当に助かっています。大事なことは「本当に助かった!」という気持ちを、言葉で伝えることです。
【片麻痺の高齢者のネガティブ発言】笑える時間を作る
我が家は3人の子ども達のおかげで、家の中がずっとにぎやか(うるさい)なので、それだけでも母はグッタリ。孫たちにかわるがわる話しかけられ、笑顔であることがとても多いです。
話せる友達がいれば家に連れて行ってあげたり、漫談などのDVDを見せてあげたり、「笑顔」のパワーは気持ちをポジティブにさせます。
まとめ|介護と子育ての両立は、ネガティブ発言に対処できるメリットがある
介護と子育てを両立している期間は、身体的には疲れます。しかし片麻痺の母のネガティブ発言には、私の気持ちの整理に役立つことが多いと感じています。
マイナスな発言をずっと聞いていると、こちらの気持ちも暗くなってしまいますよね。相手を変えようとするよりも、私たち介護者が、自分の気持ちを整理する方法を身に着けることが、私は一番良い方法だと思っています。
私の対処方法ががすべてではありませんが、色々な方法を試してみることで、あなたの心のケアも大切にしてくださいね。