アンニョンハセヨ!主人は韓国人、日韓国際結婚11年目のはるはるです。
韓国に和尚さんはいるの?
と、友人に聞かれたことがあります。儒教のイメージがある韓国の宗教事情は、日本とどう違うのか気になりますよね。
日本の仏教は、韓国を通じて伝来したので、もちろん仏教は存在し、儒教と仏教が混ざったような文化を持っています。しかし現在は、キリスト教系の宗教が多くなってきているようです。
韓国の宗教事情を、韓国で調査された数値や、私の経験などを踏まえて紹介いたします!
韓国に和尚さんはいる?|韓国で多い宗教はキリスト教と仏教
日本の仏教は、中国そして韓国を通じて伝来しました。なので韓国にももちろん仏教があり、和尚さんがいます。
韓国の調査会社のサイトによると、2022年の調査で、宗教をもっている国民の中で、キリスト系宗教が31%、仏教が17%で、この2つが韓国の主な宗教だと言えます。
ただ、10年ほど前までは、キリスト教と仏教が、ちょうど半分くらいの割合でしたので、仏教がかなり衰退しています。私も感覚的に、キリスト教の韓国の友達が非常に多いです。
仏教を信仰している年輩者が少なくなり、若者の中では無宗教が増えてきているのも大きな理由でしょう。
韓国に和尚さんはいる?|旧暦4月8日の釈迦誕生日は、国民の休日
旧暦の4月8日の「釈迦誕生日」と、西暦12月25日の「クリスマス」は、韓国では国民の休日です。韓国では、この2つの宗教を重んじていることがとてもよく分かります。
キリスト教と仏教が、主な宗教ではありますが、韓国の儀式や儀礼、文化を見ると、やはり儒教の考えが根強く残っています。
日本のお盆にあたる「추석(チュソク)」、お正月の 「설날(ソルラル)」、また「お葬式」のような、重要なを日を過ごすとよく分かるのですが、昔から受け継がれてきた儀式や、儀礼を、信仰している宗教に関係なく行っているように感じます。
まとめ|韓国にも和尚さんはいる!日本とはまったく違う宗教事情
韓国に渡航する度に、「教会が増えたのではないか」と思うほど、韓国の街中では教会をよく見かけます。日本のように、お寺は身近な場所ではなく、山の中などにあることが多いので、「仏教ってあるのかな?」「和尚さんっているのかな?」と感じるかもしれませんね。
韓国の宗教事情は、日本とまったく違います。
ちなみに韓国の義父さんは信仰の厚い仏教徒でしたが、お義母さん、主人は「自分は無宗教だ」と言います。儒教やキリスト教の方でも、土葬ではなく、仏教式のお葬式で火葬をしたりなど、韓国ならではの宗教事情があるようですよ。