こんにちは!絵本の読み聞かせボランティアをして7年目のはるはるです。
絵本の読み聞かせボランティアを始められたばかりのあなたは、集団への読み聞かせの難しさを感じているのではないでしょうか。コース料理のように、何冊かの本を組み立てて構成しなければならないので、経験も大事になってきますよね。
絵本選びは数をこなすことが必要ですが、読み聞かせ自体は、基本的な手順をおさえれば大丈夫なので安心してください!
まずあなたが絵本を楽しむことが一番!手順をおさえて、その楽しい気持ちを子ども達に伝えてあげましょう。
絵本の集団読み聞かせ【準備編】
読み聞かせをする子ども達の情報収集
対象の子ども達のクラスや年齢を把握しましょう。
読み聞かせをする時間の確認
大体15分くらいが基本ですが、2人ペアで読み聞かせをする時など、自分の担当分の時間を確認します。
読み聞かせをする絵本選び
似ているような絵本だと、子ども達が飽きてしまうので、変化をつけることが大事です。
最初の導入の本は、分かりやすく簡単な絵本を選び、その後は時間にあわせて変化にとんだ絵本を選びましょう。
◎物語の本(昔話・創作話)
◎科学の本(自然・社会)
◎ことばあそびの本
◎驚きや笑える本
◎落語のようなお話や詩
読み聞かせをする絵本の時間をはかる
黙読するのではなく、集団への読み聞かせをするスタイルで時間をはかります。絵本の時間を見ながら構成を組み立てていきます。
オードブル(子ども達を引き込む、導入の本)
メイン(絵本の世界に入ってもらう、中核になる本)
デザート(軽い気分で楽しんでもらう、おまけの本)
予定している絵本だけでなく、臨機応変に対応できるように、余裕をもって絵本を用意しておきましょう。
絵本の集団読み聞かせ【本番編】
集団読み聞かせの挨拶は、手短に
ボランティアとしての自覚を持ちましょう。簡単な挨拶で大丈夫です。
集団読み聞かせは、子ども達の様子を見ながら読む
集団の読み聞かせでは、後ろの子まで聞こえているか、全員が絵本が見えているかなど、子ども達の様子を見ながら読むことが必要です。
集団読み聞かせは、臨機応変に本を変更する余裕を持つ
子ども達の反応が良かった本は、想定より時間がかかったり、当日の状況で時間が長くなったり、短くなったりする場合があります。余裕をもって本を準備し、臨機応変に変更できるようにしておきましょう。
集団読み聞かせは、感想を強要しない
読み終わった後に「どうだった?」「面白かった?」など、感想を強要しないようにしましょう。読み聞かせは、「絵本の内容を解釈して、それを伝える」ことが一番大切なことです。伝えた後は、子ども達に余韻に浸ってもらいましょう。
絵本の集団読み聞かせ【記録編】
読み聞かせが終わったら、読んだ絵本のタイトルや出版社、子ども達のクラスや様子、読んだ感想などを記録し、他の担当者と情報交換をします。少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、この記録がとても役に立ちます。
小学校でクラス毎に雰囲気が違ったりするので、私も他の担当者の記録を見て、「こういう所に気を付けよう!」と事前に情報収集をすることができています。
まとめ|読み聞かせボランティアは、絵本の楽しさを伝える伝道師
読み聞かせボランティアは、絵本の楽しさを伝える伝道師です。それ以上でもそれ以下でもないので、「この絵本でこんなことを分かってほしい!」というメッセージ性は必要ありません。
慣れないうちは、こなすことだけに集中してしまうかもしれませんが、「この本面白い!」というあなたの楽しさを伝えてあげると、目の前の子ども達全員が楽しめると思いますよ。
絵本と共に子ども達の成長を見守っていきましょうね!